ベネズエラ、米国の駐留に対抗するため大規模な軍事配備を発表

ベネズエラは、沿岸沖に展開する米海軍の存在に対抗するため、陸海空、河川、ミサイル部隊の「大規模な配備」を発表し、市民民兵も参加させるとした。ワシントンは自らの作戦を麻薬密輸対策キャンペーンとして提示しており、9月初旬以来、米軍は国際水域で20隻以上の船舶を破壊している。しかし、カラカスでは、米国の最終的な目標がニコラス・マドゥロ大統領の排除ではないかという懸念が高まっている。

ベネズエラ政府によると、この配備は国内の複数の地域に及んでおり、国営テレビVtvが放送した映像には、軍首脳が公の演説を行っている様子が映し出されている。一方、米国は空母USSジェラルド・R・フォードの攻撃群をラテンアメリカに派遣し、F-35ステルス機をプエルトリコに配備している。また、カリブ海では麻薬対策作戦の一環として海軍艦艇6隻を維持しているが、標的となった船舶が違法取引に関与していたという具体的な証拠は提示されていない。